第1回、2回家庭教育講演会が開催されました

第1回、2回家庭教育講演会(連続講座)

連続講座第1回は「おうち性教育を学ぼう」として、思春期前の小学生に向けた性教育を始めるきっかけやその狙いについてお話しいただきました。幼少期のうちにプライベートゾーンについて理解し、むやみに「見せない・触らせない・触らない」ということを教えることが加害者・被害者・傍観者にならないために必要と訴えました。思春期の中高生の性行動は2極化しており、出会ったその日に性的接触をする子がいる一方、性教育の授業中に倒れてしまう子もおり、幼少期の性教育の入口がとても重要な時代になっていると話されました。

第2回は「おとなが学ぶ性教育」として思春期の子どもに向けた性教育の現状と、おとなとして性教育の学び直しをテーマにお話をいただきました。第1回の内容を踏まえ、より具体的な内容を教えていることや、脳科学から見た思春期の心と体のあり方が説明され、こうした本来必要と考える性教育の内容と現在の学習指導要領とのギャップを埋めるためには学校の理解と協力が必要と話し、実施できている学校とそうでない学校があること、こどもがトラブルになったときに「信頼している親だからこそ相談できない」こともあることを話されました。

どちらも講演後に質問が多く寄せられ、一つ一つに先生が丁寧に答えられていました。

9/28に第3回の講座を開催し、これまでの総括と座談会としてそれぞれの疑問に思うことを話し合う場を設けますのでぜひご参加ください。